節約サラリーマン夫と御朱印・旅行好き妻のブログ

30代夫婦ブログです。ぼちぼち御朱印めぐりしてます。

FPが教える!退職金が確定拠出年金(DC)になったら。。。。確定拠出年金 制度編

こんにちは!!

 

私は元金融機関勤務のファイナンシャルプランナーで、年金制度に関わる仕事をしており、今回は、確定拠出年金について書いてみます。

 

「かくてい きょしゅつ ねんきん」

 

会社から突然、退職金を確定拠出年金にします!と言うお知らせがあった!!どうしよう!!って方、いるかもしれません。

もしくは、ソレになるらしい。。。でも何かわかんねぇ!という方。

 または、銀行に行ったらイデコってのを進められた!という方。

 

確定拠出年金ってなんぞや?ってとこから見ていきたいと思います!!!

 

確定拠出年金というのは、ざっくり言うと、今から決まった(確定した)金額を毎月積み立てて、将来(60歳以降)に受け取る、という仕組みで、①積み立てている間は自分で運用しなければならない、②税金のメリットが受けられる、という大きな特徴がございます。

 

確定拠出年金のタイプは、大きく分けて企業型と個人型の2つがあります。 

企業型は、会社で働いている人向けの制度。

個人型は、自営業の方、専業主婦の方向けの制度。これをイデコと呼んでいます。

 

今回は、企業型について詳しくみていきたいと思います!!!!

 

企業型は、主に社員の退職金制度の一つ、として導入されることが多いです。

これまで企業が従業員のために退職金を積み立て、運用していましたが(確定給付企業年金(DB))、低金利の状況が続き、運用がうまくいかないことから、予定していた退職金額を用意できなくなってきており、確定拠出年金制度の導入企業が増えています。これにより、企業は運用せず、従業員に退職原資を支払い、従業員が運用することとなり、運用リスクが企業から従業員に移行されることになります。

制度導入にあたっては労働組合との合意が必要です。合意された場合、従業員は全員加入することになります。従業員はノーとは言えないのですね。

企業ごとに毎月の積立金(上記の退職原資のことで、拠出金と言います)が異なり、役職や勤続年数によって一人一人金額が異なります。

 

加えて、従業員の給料の中からさらに上乗せして積み立てできる制度を導入している企業もあります。この上乗せを「マッチング拠出」と言います。この場合も、会社からのお金と自分で出すお金を合わせて、自分で運用します。上乗せ金額は、各従業員が好きな金額を設定できますが、上限があります。

・27,500円もしくは55,000円(他の企業年金制度があるかないかの違い)

・確定拠出年金で企業が拠出している金額

この二つを超えてはいけない、ということです。

 

企業によりますが、年1回程度、設定金額を変更できますので、こまめに確認してみて下さい。

 

また、これまで説明してきた(企業型)確定拠出年金制度とは別に、加入するかどうかを選ぶことができる選択制」を導入している企業もあります。

選択制の場合は、給与や賞与から積み立てをしますが、一度加入することを選択した場合、途中でやめることはできません。加入するタイミングは大体年1回程度あり、そのタイミングであればいつでも可能です。

 

<確定拠出年金を導入する企業側メリット>

・退職金となるお金を運用せず、毎月確定金額を従業員に支払うことができる。

 =運用のリスクを負わない

・支払った金額は損金算入できる

 =経費に組み入れることができる

 

<確定拠出年金に加入する従業員側メリット>

○拠出時

 ・会社拠出分については、税金がかからない

 ・マッチング拠出の場合、自分の給与から出すお金は全額所得控除が受けられる

 (「小規模企業共済等掛金控除」の対象、年末調整は会社側が行う)

・選択制の場合、拠出分の所得が少なくなるため、所得税が少なくなる可能性がある

 

○運用時

 ・運用商品を自分で選び、運用することができる

 ・運用益については、非課税となる(課税凍結中)

 

○受け取り時

 ・受け取り時は「退職所得」となり、退職所得控除という非課税枠を利用できる

  (退職所得控除は、勤続年数によって異なりますが、40年勤続した場合、

  非課税枠が2,200万円になります)

 

 ・受け取り方法は一回で受け取る「一時金」か分割して受け取る「年金」、

  またはその組み合わせ、を選ぶことができる。

  (一時金の場合は、「一時所得」、年金の場合は、所得控除「公的年金等控除」

   の対象となります) 

 

○ポータビリティ

60歳より前に退職する時は、他の制度に移し、引き続き運用を継続することができる。

 転職先に確定拠出年金制度がある場合→企業型

              ない場合、自営業、専業主婦→個人型)

 

<デメリット>

・給与から積み立てる場合は、その分毎月の手取りが少なくなる。

・原則60歳以降の受け取りとなり、60歳より前に受け取ることはできない

 いわゆる現金化したり、お金を引き出したりすることはできない。

運用のリスクは自分で負うことになる

 受け取り時までの運用成果によって受け取る金額が異なる。

 

今回は制度編ということで書きましたが、多分、ややこしいなーと思われたかもしれません。

 

でも、税制メリットを受けながら、将来の準備ができる!制度なのです。

アメリカで生まれ、平成13年に政府によって日本へ導入され、すでに3万社を超える企業が導入している制度です。

 

この機会に、お勤めの会社でこのような制度を導入していないか、マッチング拠出や選択制で利用できないか、確認、検討するきっかけとなれば幸いです。